講師の独り言

英語の資格試験について少し考えていきたいと思います。最近特にTOEICや英検などの資格を目指されている方が多くなっているように感じますし、個人的にはすごく喜ばしいことだと感じています。

英語の上達には継続が必要であり、継続するためには身近な目標があった方がいいのは間違いありません。資格を取ることによって一つ一つ身近な目標をクリアしていくことは自信にもなりますし励みにもなります。

ただ少し気になるのは昨今あまりにも試験対策だけに走ってしまう傾向が強くなっていることです。軽視されがちな事実ですが、英語力さえあれば特に対策をしていなくてもTOEICで高得点が出ますし、英検にも合格します。

こちらの生徒様でも初めてTOEICを受け900点台真ん中くらい出された方もいらっしゃいますし、私も初めてTOEICを受けたときは全くと言っていいほどTOEICの知識もなく、英語力もそんなになかったのですが、得点的にはそこそこの940点でした。

もちろん試験の傾向を分析し過去問などをやってみるのは資格獲得のためには非常に効果的な方法であることには間違いありませんし、私自身、生徒様にも過去問を解くようにアドバイスしています。でもあまりにもテクニック的なことだけに走ってしまう傾向はどう考えても得策のようには思えませんし、本末転倒のような気がしてなりません。

もしかしたらテクニック的なことで自分の実力以上の点が出ることがあるかもしれません。でもいざ仕事などで英語力を期待されていたのに英語ができなくて肩身の狭い思いをしたという話を聞いたことがありますし、その後も伸び悩むといったような話も聞きます。

地味に見えてもきっちり単語を覚えそして英語を聴きそして読む。結局これが一番の近道です。ただ、なかなか自分ではできないという方も多いと思います。そういったときにこそ英語教室があるのだと考えています。

私たちも子供のころから難しい本を読めるわけではありません。漢字を覚え意味を知り、徐々に段階を踏んで高度な書物が読めるようになるはずです。インスタントな時代誰もがすぐにでも英語ができるようになりたいと考えるのはよくわかります。でもそこにはプロセスが必要です。そしてそのプロセスにどういった方法を用いるかがとても大切です。的確な方法で学習をして英語力を高めその結果として英語の資格もとる。当たり前ですが、忘れがちになっていることかもしれません。