講師の独り言

一週間前ぎっくり腰になってしまいました。何気なく持った箱が想像以上に重く、また不安定な姿勢だったこともあって持ち上げた瞬間にグギッとやってしまいました。以前にも一度なったことがあったのですが、そうそうこんな感じだったと忘れかけていたあのいやな痛みの感覚がよみがえってくるのでした。

もちろん歩くこともできませんし、座ることすらできません。腰を少しでも動かすだけで痛いのでただ天井を見て仰向けに横になるだけでした。幸い2日ほどじっとしていたら良くなったのですが、健康のありがたさがつくづく身にしみる出来事でした。

私の父は足が悪くて病院などに連れて行く時も車椅子を使っており、家の中でもよく痛い痛いと言っているのですが、つらさはわかっているつもりでしたが、今後はもっと優しく接してあげられるかもしれません。

先日ABCニュースをネットで見ていたら興味深い話題が流れていました。それは単数の”THEY”についてというものでした。どういうことかというとつまりこういうことです。どなたでもご存じの通り代名詞の”THEY”は複数形の名詞を受けます。でも複数形でない単数形のTHEYの用法が正式に権威ある辞書に認められたというのです。

皆さんはNONBINARYと言う方々をご存じでしょうか。日本語ではXジェンダーといい男性、女性のどちらにも属さないという立場をとる方たちのことを言います。英語では単数の人を受けるときはHEかSHEを使うのは承知のことですが、NONBINARYの方には性別がない(ないという立場)のでこの二つの代名詞で受けようがないと言うのです。

そこで登場したのが単数のTHEYというものです。彼らを指すときに限ってTHEYを単数で使うというものだったのです。確かにこれまででも性別がわからないときはTHEYを使うことはありました。

例えば誰かが家にやってきて母親が子供を呼びます。There is someone at the door for you. (誰かあなたに会いに来たよ)それに対して子供が返答します。What do they want? (何のようかな) 日本語では主語を割愛できますが、英語ではそうはなりませんのでsomeoneを受けるには口語ではTHEYを使います。he or she などとは通常なりません。

でも今回はそれとは意味合いが違い、おそらく人権保護的な立場からこのような用法が正式に認められたのではないかと思われます。この辞書というのはMerriam-Webster dictionaryです。ご興味のある方はオンライン版もありますので一度チェックしてみてください。